基本ルールのTKG 『高く挙げない(T)、転ばせない(K)、ガチャガチャしない(G)』を覚えれば大丈夫!

1.高く挙げない、つまりハイスティックをしない

  • ボールを打つとき、スティックの振り上げは原則臍の高さまで。
  • 浮いたボールの処理は、膝より下で。
  • 人が周りに全くいない場合は、ハイスティックを甘めにとることが慣例です。反対に、密集地域でスティックが人の体に強くあたった時などは、厳しくファールをとります。
  • 背の高さの違うプレーヤーが相対した場合、背の低いプレーヤーの臍の高さを基準とするべきと考えます。(背の低いプレーヤーの顔に当たらないようにするため)

2.転ばせない

  • 相手を押してはいけない。
  • スティックで体を引っ掛けたりしてはいけない。
  • 相手の足の間にスティックを入れるのも、転ぶ危険があるので禁止。

3.ガチャガチャしない、つまりクラッシングをしない

  • 相手のボールをとるために相手のスティックにガチャガチャ当てたり、引っ掛けたりしてはいけない。ルーズボールの取り合いにおいては、スティックが接触するのは避けられないが、勢いをつけて振りにいってガチャガチャやっている人は指導的ファールをとるべきと思う。

4.基本的に立ってプレー

  • ジャンプをしてボールを処理しようとするプレーは禁止。
  • 転びながらボールに関わるプレーをしてはならない。(スライディングも禁止)
  • 片膝をついてプレーをすることは許される。

5.その他

  • ヘディング禁止。ハンド禁止。
  • 足でのプレーは許されるがが、二回連続足で触ってはいけない。また足でのシュートは認められない。
  • 足でボールに触る場合、膝の高さより下で触らなければいけない。
  • ボールがフェンス外に出たら、フェンス通過地点から1.5m内側にボールを置き、ヒットインとなる(1.5m以内であれば許される)。 その際、相手チームは3m以上離れなければならない。(ゴールラインおよびその延長線よりも奥でボールが出た場合は、すべてゴールライン延長線上のコーナードットで開始。)
  • ヒットイン(ボールが外に出た場合の再開)やフリーヒット(ファールの場合の再開)においては、準備が完了してから3秒以内でボールをだす。
  • キーパーも投げる準備ができてから3秒以内にボールを離さなければならない。
  • キーパーはハーフラインの手前で必ずバウンドさせなければならない。
  • バックパス禁止(バックパスがきてしまったら、ゴーリーは蹴るしかない)
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ルールブック

以下は時間のある人向けルールまとめ

試合の必要条件、時間、コート、進行

 

◆人数:

キーパーを含めて6対6で戦うが、全てフィールドプレーヤーにしてもよい。交代は審判に知らせる必要はなく、何時でも何回でも可能である。ただし交代する際、コート内に7人以上入っている状態を一瞬でも作ってはいけない。違反した場合は2分間ペナルティつきのフリーヒットとなる。この場合、ペナルティボックスに入るのは、新たに入ろうとした7人目のプレーヤー。

 

◆試合時間:

正規の試合時間は20分×3(休憩10分)

 

◆リンク(rink):

 

ゴールの大きさは160×115×65センチ。ゴール後縁からリンク短辺(ゴール裏のフェンス)までの距離は2.85mである。横5m×縦4mのゴールクリーズという領域があり、ゴーリーが手を使えるのは、体の一部がゴールクリーズ内に接地している場合に限られる。ゴールクリーズの後縁はゴールケージの後縁に一致。ゴールのすぐ前には横2.5m×縱1mのゴールキーパーエリアがあり、そこはフィールドプレーヤーが足を踏み入れてはならないエリアである。(ゴールキーパーエリアに入ってしまうファールを「インクリ」と呼んでいます)このゴールキーパーエリアの後縁はゴール前縁に一致。

 

コーナードットはゴールラインの仮想延長線上で、かつ長辺のフェンスから1.5mの地点にマークする。(フェンス短辺からは3.5mとなる)

 

 

◆フリーヒットについて:

 

ファールが起こった場合は、基本的にその場所で相手側のフリーヒットとなる。敵チームは3m以上離れる(スティックも体の一部と考える)。例外があり、ゴールライン近くでファールが起こった場合、守備チームの壁から3mの距離を確保できる位置まで後退してフリーヒットとなる。

 

フリーヒットの際ボールを持ち上げたり,引きずったりしてはならず、クリーンヒットしなければならない。フリーヒットは直接ゴールを狙ってよい。

 

ゴールライン延長線上より後ろ側でファールが起こった場合は,コーナードットからフリーヒットとなる。

 

◆ゴール付近でのファールについて:

 

ゴールシチュエーションでのディフェンスプレーヤーの「インクリ」、ゴールシチュエーションでのディフェンス側のクラッシングはフリーヒットではなくペナルティショットになる。

 

◆アウトボールについて:

 

フェンスを置かない場合も、50センチのフェンスがあると想定し,ボールが出たら(「アウトボール」と称する),フェンスから1.5メートル 以内からヒットイン。ヒットインのやり方や場所についてはフリーヒットと共通の処理の仕方となっている。

 

◆3秒ルールについて:

 

フリーヒット、ヒットインは準備できてから3秒以内に行わないとファールとなるルールである。準備できた時点をはっきりと審判にわかってもらうため、最初は足の裏でボールを押さえておく。現行ルールでは、「足が離れた時点が準備できた時点」と判断するのが通例となっているが、あまり長い時間足裏で踏んでいるとファールをとる。またゴーリーにも「3秒ルール」があり、ボールを出す準備ができてから3秒以内にボールを離さないとファールになる。

 

◆アドバンテージについて:

 

サッカーと同じように「アドバンテージ」という概念がある。つまり、ファールが発生してもファールされた側に有利な状況が続いている場合、審判はゲームを中断させない原則である。もしこのファールが二分間ペナルティの付随するファールなら、有利な状況が終わった時点でゲームを中断させ、ファールされた側のフリーヒットで再開する。

 

 

ボールやスティックの扱い方、体の使い方、ディフェンスの仕方について

(以下の全てのファールにおいて、2分間ペナルティが付随する可能性があり、ゴールシチュエーションにおいてはペナルティショットも適用されることを理解してください。2分間ペナルティの基準やゴールシチュエーションの判断については、後述の4つのポイントを参照してください。)

 

◆ボールを出す際のハイスティック:

 

ボールの出す前,出した後のブレードの振り上げは臍の高さまで。ただし打った後の振り上げが特に危険でない場合はファールをとらない。他のプレーヤーとの間に1mくらいの間隔があれば許容されるものと思われるが、レフェリーの主観にかなり影響されるので注意する。目の前に背の低いプレーヤーがいるならば、その人の臍の高さでファールをとるべきと考える。

 

◆ ボールトラップ時のハイスティック:

 

浮き球をスティックで触る場合、膝より下でボールに触ること(ボールがブレードを逸れて結局触らなかったとしても、触ろうとする行為がみられた時点でファールをとってよい)。シャフト部分に当たる場合も、膝下というルールを適応する。明らかに腰より高い地点で触ろうとすると,単なるフリーヒットでは済まされず,2分間ベンチペナルティとなります!

 

◆体や足でのボールコントロール:

 

足トラップ、大腿トラップ、胸トラップは許される。ジャンプしながらのトラップや、膝より高い位置での足トラップはファールとなる。膝下であれば足で蹴ることは許される。ヘディング,手を使ったプレー、ジャンプ、スライディング、横たわった状態、座った状態、両膝をついた状態、スティックを持っていない方の手が床についた状態でボールにプレーしてはならない。

 

◆クラッシング:

 

相手のスティックをたたいたり持ち上げたりしてはいけない。特に後ろから追いかけていってのクラッシングは、2分間ペナルティとなる可能性が極めて高い。

 

◆プッシングファール:

 

明らかに体を押すようなプレーはファール(プッシング)となる。ルールブックでは「肩と肩での競り合いは許可される」という表現となっている。バスケットボールのようなポジションの取り合いはある。

 

◆ディフェンスのしかた:

 

①相手の足の間にスティックを入れてはいけない。

②スティックで相手の足を引っかけてはいけない。

③ディフェンス時に、自分のブレードでボール保持者のブレードを強打するのもクラッシングとみなす。基本的にディフェンスのプレーヤーはスティックを振らない守り方を学んでください。

④ボールと関係ない場所で相手プレーヤーの進行を体で妨げてはいけない。(オブストラクション)

 

ゴーリーに関するルール

 

◆手を使える範囲:

 

ゴールキーパーが手を使えるのは、体の一部がゴールクリーズ内に入っている場合のみである。

 

◆ボールの投げ方:

 

ゴールキーパーが投げるボールは必ず自陣内でバウンドさせなければいけない。ノーバウンドでハーフラインを越えた場合、軌道とハーフラインの交点でフリーヒットとなる。

 

◆バックパス:

 

味方からのパスを手で受けてはいけない。味方が間違ってボールをゴーリーに向けて転がして来た場合、ゴーリーが触った地点がファールの地点となる。

 

ルール運用の重要ポイント(とくに2分間ペナルティの基準について)

 

◆2分間ペナルティについて: 

 

2分間ペナルティとなる基準は主に以下の4点である。

 

① 全てのファールに関して、ファールに、偶然である場合は単なるフリーヒットで処理するのが通例であるが、そこに意思・意図が感じられる場合は、2分間ペナルティも発生する。例えば避けられるボールをヘディングした場合や、ファールになると予想していながらバックチェックでクラッシングする行為がこれにあたる。

 

② 前述の全てのファールに関して、ファールが多大な危険性を伴う場合は2分間ペナルティが発生します。例えば、密集地でのハイスティック、振る前のハイスティック、相手を押して倒す行為(プッシング)、走っている人が転倒するようなプレー(スティックが足にひっかかる場合)などは、この基準に則って2分間ペナルティかどうかを判断します。

 

③ 前述のすべてのファールに関して、フェアプレー精神を大きく逸脱する場合には、2分間ペナルティも発生する。例えば、後ろからのクラッシング、スライディングしながらのプレー、オブストラクション(ボールと関係ないところでの進路妨害)などはこの基準が当てはまります。

 

④ 前述する全てのファールに関して、危険性がなくても、ゴールが入るか入らないかに大きく関わる場合(ゴールシチュエーションである場合)、2分間ペナルティが発生する。ゴールシチュエーションでの2分間ペナルティではペナルティショットも同時に発生する。ゴール前でのディフェンス側のハイスティック、ゴール前でのディフェンス側のクラッシング、ゴール前でのディフェンス側のプッシングなどのファールが、2分間ペナルティ+ペナルティショットとなる可能性が高いです。必ずしもゴールクリーズ内でのファールが全例ペナルティショットとなるわけではないので、ご注意ください。

 

◆2分間ベンチペナルティとは:

 

①2分間ベンチペナルティが適用されたら、ファールをしたプレーヤーは2分間,ペナルティボックスに収容され、相手のフリーヒットでゲームを開始する。その間、代わりのプレーヤーを投入してはいけない(この数的不均衡の状況を「パワープレイ」と呼ぶ)。同時にペナルティボックスに入るのは1チーム2人まで。

 

②2分間ベンチペナルティがペナルティショットと同時発生の場合,ペナルティショットが成功すれば,このペナルティは記録せず,カウントもしない.不成功の場合はペナルティを記録し,カウントもする.(ルールブック508-5) ゲームの再開はコーナードットでのフェイスオフにて。

 

③ペナルティショットと関連のない2分間ベンチペナルティの間に,ペナルティを受けていないチームが通常の得点をした場合は,カウントの途中でもカウントを解消する.しかし仮にカウント解消した場合にペナルティを受けていたチームが数的優位になってしまう状況では,カウントを継続しておく.(ルールブック603-1)

 

◆ペナルティショット(PS)のやり方:

 

ペナルティショットはキーパーと1対1となり、ハーフラインから開始。ボールは絶対に後退させてはいけない。キーパーが少しでもボールに触れば、それ以上ボールをコントロールすることはできない。ペナルティーショットが失敗したら、コーナードットでフェイスオフ。

 

◆ディレイドペナルティについて(アドバンテージルールの応用):

 

①2分間ベンチペナルティをとるべきファールが発生しても,アドバンテージルールにより笛を吹かないことをディレイドペナルティと呼ぶ.

 

②「ディレイドペナルティ中」と言えば「笛は吹かれずプレー続行中である」という意味である.

 

③ ゴールシチュエーションでディレイドペナルティを適用した(PSも発生すべき事例)場合,その間に,もしゴールが決まった場合,ペナルティショットは行わず,二分間ペナルティも記録しない。審判によってゲームが中断され、ペナルティショットが行われた場合,ゴールが決まらなければ2分間ベンチペナルティが確定(記録)されるが、ゴールが決まればペナルティ自体を記録しない。これは通常のペナルティショットの場合と同じ処理方法である.(ルールブック509-1)

 

④ 「ゴールシチュエーション以外の通常のディレイドペナルティ中」に通常のプレーで得点がなされた場合は,得点が記録されるとともに、”ディレイドしていた(遅延させていた)”2分間ベンチペナルティが記録される(カウントする)。(ルールブック603-1)

 

⑤「ゴールシチュエーション以外の通常のディレイドペナルティ中」に新たにペナルティショット事例(ゴールシチュエーション)が発生した場合、笛が吹かれた時点で”ディレイドしていた(遅延させていた)”2分間ベンチペナルティが記録される。そしてPSを行うのであるが、例によって、PS成功の場合は、「PSの原因となった2分間ベンチペナルティ」を記録せず、PS失敗の場合は「PSの原因となった2分間ベンチペナルティ」を記録する。(ルールブック603-1)

 

◆2分間ベンチペナルティの消去に関して補足:

 

ルールブック508-5,ルールブック 509-1,ルールブック603-1は理解するのが難しい項目です.2分間ベンチペナルティを記録するのかしないのか,混乱すると思います.原則は,「PS成功の場合は、PSの原因となった2分間ベンチペナルティを記録しない」ということです。

 

◆審判が初心者の場合:

 

2分間ペナルティの判断が難しいが、「相手が飛ばされた!」「ブレードが顔に当たりそう!」「後ろからスティックを叩いた!」「ファールなければゴールが入っていたかも!」という場合に2分間ペナルティを適用すれば、まず大きな間違いはない。